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【社長コラム】「正しい事」と「正解」が異なるビジネスの世界で必要なものとは

2018.09.07
メッセージ

先日、夏の甲子園(全国高等学校野球選手権記念大会)が閉幕しました。
100回記念大会に相応しく、非常に盛り上がりが大きかった大会だったのではないでしょうか。
私の出身地である北大阪代表の高校が優勝した事も、私自身の関心を高めた要因でもあります。

ここで高校野球にまつわる一つのエピソードを紹介します。
最近廃部の危機が話題になった、高校野球ファンであれば誰もが知る、何人ものプロ野球選手を輩出した野球部のエピソードです。

その野球部は全寮制で且つ上下関係が非常に厳しい事で知られていました。
ここで一つの事件が起きます。最上級生である3年生の部屋においてあった缶ジュースがなくなってしまったのです。1年生は缶ジュースを飲む事はおろか、甘いものさえ口に入れてはいけないような厳しい環境であったため、まさに大事件です。

そこで教育係である2年生が1年生全員を集め、誰がやったかを問いただしました。
勿論、”神様”である3年生のものに手を付けるなど考えられず、その事は集めた2年生全員も分かっていた事でした。ただし、誰もその事を口には出しません。ただ犯人が出てこないとその場が収まらない事も、全員が理解していました。

長い時間が過ぎ、ひとりの1年生が、あえて「私がやりました」と手を挙げました。
2年生のリーダーはその1年生を、3年生の前に一緒に連れていき、共に詫びました。

もう30年も前の話です。「あぁそうか」で済まなかった事は明らかです。
その後、ふたりきりになるとその1年生は、2年生のリーダーからその真偽を確かめられるまでもなく、「ここは、こういう世界やから」と、そっと冷たい缶ジュースを渡されたそうです。(その2年生こそが、後に甲子園春夏連覇を成し遂げ、プロに入っても球界を代表する打者となった選手となったことも、そのリーダーシップから窺い知る事ができるのではないでしょうか。)

世の中は、特にビジネスの世界は不条理と不合理に満ち溢れています。
「正しい事」と「正解」が違う事の方が多いのではないでしょうか。
そんな中、必要なものとは、洞察する力や理解する力であり、その前提として義理と筋を大切にする事なのではないかと考えます。

自分を取り巻く世界や環境を理解し、そこに流されず、とは言え無意味に抗わず、その環境さえも受容する事で、正解とは限らない「正しい」と思う筋を通す。
『艱難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)』という言葉があります。
人は困難や苦労を乗り越えることによって、初めて立派な人間に成長するという事を意味とします。私自身、常にそういった意識をもって、日頃を取り組みたいと思います。



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プロフィール

ツナグ・ソリューションズ 代表取締役社長 米田光宏(よねだみつひろ)

1969年生 大阪府出身。関西学院大学経済学部卒業後、株式会社リクルートフロムエー(現リクルートジョブズ)入社。 主にマーケティングや商品開発、組織コンサルティング業務を担当。一貫してアルバイト・パート採用領域に関わる。 株式会社リクルート首都圏FMカンパニー企画室長を経て、2007年株式会社ツナグ・ソリューションズ設立。 同社代表取締役社長就任。

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